「となみチューリップフェア」終了後も家庭で花を楽しんでもらおうと、人気スポット「花の大谷」に飾られていたチューリップの摘み取り体験が6日、富山県の砺波市美術館前で行われた。花の大谷の協賛者やフェアのボランティア約130人が、見頃が続いている花を持ち帰った。

 美術館前に毎年設けられる花の大谷は会期中に花を入れ替えるため、フェア終了後も花が楽しめる。摘み取り体験はSDGs(持続可能な開発目標)の観点から、フェアを主催する市花と緑と文化の財団が2023年から毎年行っている。

 参加した人たちは、カラフルな花が並ぶ会場を回り、ピンクの「プリティーウーマン」やオレンジの「チャーミングビューティー」などをはさみで摘み取っていった。

 高岡市佐野の村井亮介さん(40)は妻、子ども2人と初めて参加。楽しそうに花を選ぶ子どもたちを見ながら「食卓を彩りたい」と話した。