富山県南砺市福野地域で8月22~24日に開かれるワールドミュージックの祭典「スキヤキ・ミーツ・ザ・ワールド2025」の出演アーティスト第1弾と、ポスターやチラシに用いるイメージイラストが決まった。今回は国境やジャンルを超えた新たな音楽表現に挑む6組が、福野の夏を彩る。
注目は初出演となるブラジルの9人組インストバンド「ビシーガ・セテンタ」。アフロビートやラテン音楽など、中南米やアフリカ特有のリズムを取り入れた重厚感あふれるサウンドが持ち味だ。
同じく初出演の「ハウイー・リー」(中国)は、自国の伝統音楽とエレクトリックな音色を組み合わせた目新しい作風で注目を集める。このほか、キプロスの3人組バンド「ムシュー・ドゥマニ」が3年ぶりに登場する。
国内からは打楽器奏者でシンガー・ソングライターの角銅(かくど)真実さん、アフリカ音楽を土台にしたバンド「アジャテ」、アジア音楽の影響が色濃いバンド「ムチャムチャム」の3組が出演する。
イラストは昨年に続き長野県のデザイナー、まるやんさんが担当。爽やかな黄色を基調に、マルシェや屋外ステージなどスキヤキらしいデザインをふんだんにあしらった。
スキヤキプロデューサーのリバレ・ニコラさんは「国の垣根を超え、多彩に混じり合った世界の音楽の今を感じてほしい」と話している。
チケットは公式サイトや会場の福野文化創造センターなどで販売中。問い合わせは「スキヤキ」実行委員会事務局、電話0763(77)3817。北日本新聞社共催。