世界的デザイナー、石岡瑛子(1938~2012年)の作品を集めた企画展「石岡瑛子I(アイ)デザイン」の開幕を控え、会場の富山県美術館で17日、展示の最終チェックが行われた。18日に開会式と関係者向けの内覧会があり、19日に一般公開する。
石岡は1960~70年代に資生堂やパルコの広告キャンペーンで脚光を浴びた。80年代から海外に拠点を移し、映画の衣装デザインやアルバムジャケットなどを手がけた。
企画展ではポスターやCM、アートワーク、書籍など約500点を展示。石岡の残した印象的な言葉も紹介する。革新的なビジュアルを次々に生み出し、多方面で活躍した歩みを伝える。
17日は学芸員がポスターやアートワークの展示位置を調整し、照明の明るさを確認した。石岡が好んだ赤が各所で使われ、映像作品が見られる赤色のテントも設置した。
同展は6月29日まで。県美術館と北日本新聞社でつくる実行委員会、県主催。