富山県氷見市余川にある市天然記念物のエドヒガンの大木「余川古寺(こじ)の桜」が満開になり、立派な枝ぶりと淡い紅色の花が地域住民らを楽しませている。見頃は4月中旬まで。

 樹齢300年以上とされ、高さ約18メートル、幹回りは約4・6メートルある。高さ4メートルほどのところから枝が三方に分かれて広がる。

 近くに住み長年、桜を見守り続ける茶木武雄さん(87)は「大雪で枝が折れないかと心配したが、無事に咲いてくれてほっとしている」と話している。