富山市の松川で遊覧船を運航する富山観光遊覧船(同市丸の内)は18日、運航開始を前に、遊覧船と川の清掃を行った。20日にプレ運航、21日に発船式を行い、22日から本格運航する。
能登半島地震で被災した松川の護岸復旧工事の工期が当初予定より延長されたり、工事のため一部の桜が伐採されたりしたものの、例年通り運航を始めることになった。
この日は船長ら3人が川底のごみをすくう作業や、船体のワックスがけを実施。船長の村井康弘さん(68)は「工事が長引いているが、桜の季節に運航できることになり良かった」と話し、入念に船体を磨いていた。
例年11月末まで運航しているが、6月ごろの護岸復旧工事再開に合わせて運休する予定。