富山市科学博物館に、さまざまな実験や観察などができるスペース「サイエンス・ラボ」が完成した。22、23の両日に同所でオープニングイベントがあり、科学実験を体験してもらう。13日は報道機関向けに内覧会が開かれた。

 昨年2月に策定された展示更新計画の第1期として整備した。工作教室だった場所を充て、大型モニターや遮光カーテンなどを新たに導入した。広さ67平方メートルで40人ほどが入れる。壁の一部がガラス面になっており、隣の休憩室から実験の様子を見学できる。

 学芸員が展示解説や実演をする「サイエンスライブ」などで活用する。坂井奈緒子学芸員は「多くの人に足を運んでもらい、自然科学に親しんでほしい」と話した。

 オープニングイベントでは、「つばさをもつ実の飛び方」「世界一かんたんブーメラン」など楽しい実験や解説を1日7回実施する。富山大教育学部の月僧秀弥准教授と斎藤吉彦元大阪市立科学館長が特別講師を務める。当日先着順で、定員は各回40人。