初詣を前に、富山県富山市古沢の農事組合法人「ファーム古沢」(市川徹雄代表)は来年のえと「丙午(ひのえうま)」の巨大絵馬を作り、26日に地域住民にお披露目した。地元の古沢神明社に奉納し、1月中旬ごろまで設置する。

 絵馬は高さ約2メートル、幅約1メートルの合板2枚で、組合員で古沢地区自治振興会長の長谷川敏博さん(74)が4年前から毎年作成している。立ち上がる様子のウマと、駆け上がる様子のウマを描き、来年の飛躍を願うとともに、前向きに活動し挑戦するという思いを込めた。

 古沢神明社は地域の農業を支える古沢用水の守護神社。29日に組合員が編んだしめ縄とともに、絵馬を取り付ける予定。

 26日は組合の倉庫でもち米120キロをつき、のし餅を作った。市川代表(77)は「今年はコメが平年並みの収穫で安心した。来年の豊作を期待したい」と話した。