大相撲春場所は9日、エディオンアリーナ大阪で始まり、4場所ぶりの出場となった西三段目21枚目の朝乃山(31)=富山市出身、高砂部屋=は、東三段目22枚目の天(26)=神奈川県出身、錣山部屋=を押し出し、復帰戦となる1番相撲を白星で飾った。
朝乃山はファンが見守る中、左膝にサポーターを巻いて登場。立ち合いから左のはず押しで一方的に前に出る相撲を見せ、危なげなく天を土俵の外に押し出した。取組後、「半年ぶりだったので緊張したが、体を密着させながらうまくできた。1勝はうれしかった。朝早くから足を運んでくれたお客さんには感謝しかない」と話した。
朝乃山は昨年7月の名古屋場所4日目の取組で左膝前十字靱帯(じんたい)断裂で休場していた。2番相撲は3日目以降に組まれる見通し。
坂林、霧乃華も白星発進
このほかの県関係力士は、西三段目80枚目の坂林(高岡市出身、尾上部屋)、東序二段77枚目の霧乃華(高岡市出身、荒汐部屋)が勝ち、好スタートを切った。
郷土力士の成績(初日) | |||
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【三段目】 | |||
東18 | 富 豊 | (高岡・時津風) | |
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0―1 | ●よりきり 小城浜 | |
● | |||
西21 | 朝乃山 | (富山・高砂) | |
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1―0 | ○おしだし 天 | |
○ | |||
東46 | 旭水野 | (朝日・大島) | |
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0―0 | や | |
や | |||
西80 | 坂 林 | (高岡・尾上) | |
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1―0 | ○うわてなげ 藤雄峰 | |
○ | |||
【序二段】 | |||
東56 | 飛騨野 | (富山・荒汐) | |
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0―1 | ●よりきり 藤武蔵 | |
● | |||
東77 | 霧乃華 | (高岡・荒汐) | |
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1―0 | ○おしだし 若 狭 | |
○ |
☆は勝ち越し、★は負け越し