富山県南砺市内でクマの出没が増加していることを受け、市は新年度、岡山理科大と連携し、クマが嫌がる高周波の音を使った追い払いの実証実験に乗り出す。
同大は、クマやイノシシ、シカなどの野生動物が嫌がるとされる高周波や低周波の音を用い、全国で獣害対策の研究を進めている。
南砺市は五箇山地域で、人が日常的に活動しない半径200メートル以内に高周波発生器1台とカメラを設置し、クマなどを寄せ付けない効果があるかを検証する。結果を踏まえて、設置箇所の拡大も検討する。
クマの動きが活発になる5月から冬眠に入る12月まで設置する予定。