能登半島地震の被災者にエールを送ろうと、東日本大震災で被災した宮城県民がメッセージを寄せた「北陸復興応援幕」の展示が17日、富山県高岡市伏木コミュニティセンターで始まった。3月14日まで。

 東日本大震災の風化を防ごうと、伝承や支援などの活動を行う富山市出身の志麻克史さん(53)=滋賀県=が東北と北陸をつなぐきっかけにしようと企画。昨年9月末から2カ月間、宮城県内の市民団体のメンバーや中学生ら約150人からメッセージを募った。

 応援幕は縦約2メートル、横約1・7メートル。展示は同12月の射水市を皮切りに、石川県七尾、輪島の両市で行われ、今回の高岡市が最後となる。

 同センターで展示作業を行った志麻さんは「メッセージを通して少しでも元気になってもらいたい」と話した。