富山県上市町森元町の菓子製造販売「花月堂」(森敦史社長)の菓子「里の彩(あや)」が、日本フードアナリスト協会の「ジャパン・フード・セレクション」で、最高賞のグランプリに選ばれた。

 里の彩は町特産のサトイモの蜜漬けをあんで包んだ商品で、優しい甘みや独特の食感が特徴。東京の日本橋とやま館で開かれた商談会や町のPRイベントでフードアナリストの目にとまり、出品につながった。無添加のほか、地元素材を生かした点などが評価された。

 同社では、穴の谷霊水を使った水わらびもちなど、町の資源を商品づくりに生かしており、森社長は「今後も地元の食材を使って付加価値を上げ、上市のPRにつなげたい」としている。

 里の彩は1個184円(税込み)で、花月堂と同町広野の里山の駅「つるぎの味蔵」で販売している。