ゴールドウインが展開するブランド「ニュートラルワークス」は29日、富山県内の廃材を使って染色したTシャツを発売する。氷見高校の養殖実験で廃棄されたウニ殻と南砺市の店舗で出たコーヒーの廃棄豆、ビールのモルト(麦芽)かすを染料に、3色のデザインを展開する。
同校は2022年度から、地元の海岸で磯焼けの原因となるウニを駆除し、食用として養殖する実験に取り組んでいる。Tシャツは実験で廃棄された殻を活用し、淡いベージュ色に仕上げた。
このほか、南砺市のコーヒー店「ヘイズコーヒーロースタリー」で出た廃棄豆でダークブラウン、同市のクラフトビール店「ナットブリュー」で出たモルトかすでブラウンのTシャツを作った。シンプルなデザインで、背面には「TOO GOOD TO WASTE(もったいない)」のロゴをあしらった。
価格は9680円。ニュートラルワークスの直営店とゴールドウインのオンラインストアで販売する。