越中国守として高岡市伏木地区に赴任した万葉歌人の大伴家持の半生を描くオペラ「ヤカモチ」が1日、富山県高岡文化ホールで開かれ、観客は幻想的な舞台に魅了された。
作曲家の尾上和彦さん(奈良)が手がけた1980年初演の作品で、脚本を改訂し北陸で初めて上演した。
北陸ゆかりの声楽家や演奏家、一般公募の特別合唱団が出演。家持をテノールの近藤洋平さん(射水市)、女(おみな)をソプラノの山本有希子さん(高岡市出身、金沢市)が演じ、美しい歌声を響かせた。
「堅香子(かたかご)の精」たちも登場し、家持がカタカゴを題材に歌を詠む場面もあり、熱のこもったステージに拍手が送られた。
高岡市民文化振興事業団の設立35周年記念事業。北日本新聞社共催。