
一般社団法人菊地誠22世紀医美支援事業団(石川県金沢市、理事長:菊地 勤)は、「第11回 医美同源(いびどうげん)デザインアワード」の受賞作品を決定しました。
「入院生活を豊かにするデザイン」をテーマに、過去最多となる国内外130点の応募作品のなかから受賞した「プロダクト部門」「コミュニケーション部門」「空間部門」の3部門9作品を本リリースにて発表いたします。
「医美同源デザインアワード」は「一般社団法人菊地誠22世紀医美支援事業団」が主催し、2025年度で開催11回目。“アートやデザインの視点を取り入れることで、より豊かな入院生活が提案できるのではないか”という視点で開催するデザインアワードです。
今回受賞の9作品から、最終審査を経て1点の「大賞」、2点の「部門別最優秀賞」を選出し、その最終受賞者によるプレゼンテーションや、審査員によるパネルディスカッションを行う「第11回 医美同源シンポジウム」を2026年3月9日(月)に開催します(本リリースの後半に詳細)。
■今後のスケジュール(いずれも取材可能)
2026年3月9日(月) 18:30~20:00
第11回 医美同源シンポジウム「入院生活を豊かにするデザイン」
会場:金沢21世紀美術館 シアター21 (金沢市広坂1-2-1)
2026年3月11日(水)14:00~5月下旬
受賞9作品の展示
会場:金沢西病院(金沢市駅西本町6-15-41)
■詳細はウェブをご覧ください
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<デザインアワードについて>
■開催背景
患者さんやその家族、医師や看護師といった医療従事者が、病院の“くらし”で求めるものは、今後ますます多様化していくと予想されます。医美同源デザインアワードは、アートやデザインの視点を取り入れることで、医療の現場に、より豊かな暮らし方を提案する場です。
■募集部門
【プロダクト】医療従事者や病院を利用する人が手にしたり目にするプロダクト(衣類、食器、医療具、福祉用具等)のデザイン。
【コミュニケーション】患者・家族・友人・医師や看護師とのコミュニケーションへのデザイン。
【空間】病院を利用する人が過ごす病室や談話室、待合室などの空間デザイン。
■審査基準
以下4つの視点から、審査しています。
【独創性】オリジナリティーに優れこれまでにない創造的なもの。
【ニーズ】実体験やヒアリング調査に基づくニーズがあるもの。
【造型性】造形的に美しいもの。
【現実性】シミュレーションや実証実験により現実性が考慮されているもの。

審査員による審査風景。
第11回 医美同源デザインアワード 受賞作品一覧
プロダクト部門 受賞作品医療従事者や病院を利用する人が手にしたり目にするプロダクト(衣類、食器、医療具、福祉用具等)のデザイン

タイトル:「Lapo」認知症介護のためのレクリエーション支援キット
所属名:金沢美術工芸大学 デザイン科 製品デザイン専攻
氏 名:西田 恵美里
所在地:石川県
拍手を合図に進行するレクリエーション支援キットの提案です。アプリと抽象的な形のピースを使用し、手を叩くと花が咲くなど“拍手で反応がある”体験を通じて実施者と利用者に一体感を生みます。アプリが内容案を生成する仕組みにより、準備や進行を短縮することで介護者の負担を減らし、よりよい認知症介護環境づくりを手助けします。

タイトル:ROLL ON SKIN
所属名:国立台北教育大学 人文芸術学院 芸術と造形デザイン学科
氏 名:グオ・イーロウ
所在地:台湾
アトピー性皮膚炎の子どものために、薬を塗るのが楽しくなるような薬用ローラーの提案です。動物などのかわいい絵柄が印刷されたローラーで軟膏を塗り広げることで、薬を塗る最初の行為を楽しいものとし、継続使用のモチベーションアップを図ります。

タイトル:StellarVision:子どもの斜視を予防する視覚トレーニング玩具
所属名:国立台北教育大学 人文芸術学院 芸術と造形デザイン学科
氏 名:チェン・ズージン
所在地:台湾
デジタル環境の影響により増加している子どもの近視・斜視・弱視を予防する、トレーニングキットの提案です。デジタル機器を介さず、身体的な操作を重視する設計とゲーム感覚で楽しめるトレーニング方法で、無理なく継続でき、斜視・弱視の予防と視覚発達の促進を図ります。
コミュニケーション部門 受賞作品
患者・家族・友人・医師や看護師とのコミュニケーションへのデザイン

タイトル:MOJIMO
所属名:TENTdesign
氏 名:坂本 美紅、戸田 傑、村上 篤
所在地:神奈川県
言葉・文字の発音で人と人をつなぐことを目指す知育プロダクトの提案です。文字が印刷されたキューブを置くと機器から音が出て、さらに上段下段で音の高低が選択できます。キューブを置く位置でアクセントやイントネーションを操作し、地域属性を持つ言葉や同音異義語まで、文字だけでは表現できない感覚を共有できます。

タイトル:医療と暮らしをつなぎ、心と体を動かすアートのデザイン
所属名:医療とアートの学校 / tona LLC. / 南砺市民病院
氏 名:村岡 ケンイチ、河東 梨香、柴田 諒太郎、中島 康一朗、山本アカネ、橋元 紳一郎、山崎たかし、田野 勝春、池本 苑華、大浦 誠、吉澤 環、宮澤 正咲、伏江 真彩
所在地:東京、富山
富山県南砺市の市民病院を、医療従事者や患者、市民が協働して改装することで「閉鎖的な空間」から「みんなでつくる居場所」にアップデートしたプロジェクトです。改装を機に地域の文化や街並みを理解するワークショップも開催することで、病院の外とのコミュニケーション・つながりも生み出しました。

タイトル:痛みが視える「ペインカード」
所属名:デジタルハリウッド大学大学院 メディアサイエンス研究所
氏 名:西村 美緒
所在地:神奈川県
詳細が伝えにくい感覚である「痛み」をイラストとオノマトペで「情報」に変えることを目指したカード型ツールの提案です。皮膚・筋肉・内臓など全身を網羅して痛みの質を22種に分類しており、直感的に痛みを表現することができます。痛みの情報を医師や家族と共有することで円滑なコミュニケーションを支援します。
空間部門 受賞作品
病院を利用する人が過ごす病室や談話室、待合室などの空間デザイン

タイトル:THE DINING by KBC
所属名: JOKE.Inc.
氏 名:渡辺 力
所在地:東京都
産婦人科病院に併設の、ダイニングと医療者用オフィスの事例です。カーテンウォールを活用した解放感のある空間にすることで、入院中に外に出ることが少なくなる患者に、外を感じ日の光を浴びる機会を提供しています。

タイトル:光が届く病室、街になる廊下
―“あいだ” と“ふるまい”が入院生活の時間を再編集する―
氏 名:伊奈 恭平
所在地:東京都
リハビリ病院を「もう一度、街に出るための小さな都市」と捉え、光の取り込み方と都市的な空間要素によって〈時間感覚〉〈選択する感覚〉〈外界とのつながり〉を再編集する設計提案です。回復を訓練ではなく、暮らしの時間として感じ
られる空間を目指しています。

タイトル:EGG CUVER
所属名:医看工芸チームたまご
氏 名:海野 玲希、松倉 史恵、笠原 孝義、松田 周作
所在地:大分県
心理的圧迫感を感じやすい無機質な手術室を「たまご」の持つやわらかい曲線を用いた空間にすることで、圧迫感の軽減を狙った提案です。機器や壁、照明など医療空間全体をたまごの曲線から抽出した「エッグカーブ」を基準として設計することで、優しく親しみのある環境へ変えていきます。
シンポジウムについて
上記の受賞者のうち、大賞1名・部門別最優秀賞2名によるプレゼンテーションと、登壇者によるパネルディスカッションを行う「医美同源シンポジウム」を3月9日(月)に開催します。第1部では受賞者によるプレゼンテーション、第2部のパネルディスカッションでは、「入院生活を豊かにするデザイン」をテーマに医師とデザインのプロ、建築家など専門家6名による討論を行います。
高齢化社会や世界的パンデミックを経て、今後ますます病院での”くらし”に求められることが多様化していくであろう昨今。この機会に、この場でしか聞けない貴重なお話をぜひお聞きください。
■シンポジウム詳細
第11回 医美同源シンポジウム「入院生活を豊かにするデザイン」
日 時: 2026年3月9日(月)18:30~20:00
会 場: 金沢21世紀美術館 シアター21(石川県金沢市広坂1-2-1)
主 催: 一般社団法人 菊地誠22世紀医美支援事業団
後 援: 金沢市、北國新聞社、金沢西病院、認定NPO法人趣都金澤
参 加: 無料(要申込)※定員70名
申 込: https://x.gd/A6E0i
WEB : http://mk22c-ibi.com
Instagram:https://www.instagram.com/ibidogen
Facebook : https://www.facebook.com/ibidogen

昨年度のシンポジウム、審査員によるパネルディスカッションの様子。
■審査員・登壇者

審査委員長
秋元 雄史
(東京藝術大学名誉教授、金沢21世紀美術館特任館長)

審査員
荒井 利春
(プロダクトデザイナー、Arai UD Workshop代表、金沢美術工芸大学名誉教授)

審査員
浦 淳
(認定NPO法人趣都金澤理事長、株式会社浦建築研究所代表取締役)

審査員
水口 克夫
(アートディレクター、Hotchkiss代表取締役社長、京都芸術大学大学院教授)

審査員
菊地 勤
(医師、医療法人社団 博友会理事長、石川県医師会理事)

審査員
藤村 楓
(医療法人社団博友会 金沢西病院 看護師)
【一般社団法人菊地誠22世紀医美支援事業団】
「医美同源デザインアワード&シンポジウム」主催団体。
美術や芸術とのふれあいが人間のもつ生きる力の源であり、また再生装置としての役割を果たしてくれるという「医美同源」の考え方に基づき、医療とアートを通じて地域と社会に貢献することと、同理念のもと活動するアーティストに対する助成や支援を目的に2015年7月設立。以降毎年「医美同源デザインアワード&シンポジウム」を開催し2025年度で11回目を迎える。
毎年平均して100点程の作品応募と、70-80名程のシンポジウム来場者を迎えて開催している。

【金沢西病院】
「医美同源デザインアワード&シンポジウム」の後援団体であり、2026年3月以降に受賞作品の展示を行う「医療法人社団博友会 金沢西病院」は、 医療とアートを「人間が生きる源=医美同源(いびどうげん)」とする考えに賛同し、院内でも積極的に融合に取り組む。地元の作家とコラボレーションしたアートワークを各階に設置、2025年には新作も加わり、多数の作品を院内に常設。

山本基《時の波音》(ヨミ:トキノナミオト)2025年

竹村友里《陽が昇る海》2020年
【取材申し込み先】
シンポジウムの取材をいただける場合は<3月5日(木)16時まで>に、
「貴社名」「氏名」「お電話番号」「メールアドレス」の4点を
メールまたはFAX、お電話などでお知らせください。
申込先・お問い合わせ先:医美同源デザインアワード事務局((株)ノエチカ内)
石川県金沢市下本多町六番丁40-1
E-mail ibidogen@noetica.co.jp
FAX 076-223-3581
電話 076-223-3580
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