縄文時代前期の遺跡「小竹貝塚」(富山県富山市呉羽町)の研究を進める富山県埋蔵文化財センター(同市茶屋町)は、常設展で最新の研究成果を紹介している。出土した人骨2体に親族関係があることが新たに判明し、検証内容をパネルにまとめて展示している。
小竹貝塚は日本海側最大級とされる貝塚。91体の埋葬人骨や、土器、骨角器といった大量の生活道具が見つかっている。同センターは県内外の科学者と協力し、研究を続けている。
出土した人骨の関係を調べるため、2021年に4体をゲノム解析したものの、血縁関係はなかった。新たに12体を解析したところ、2体の男性の人骨について5親等の血縁関係があることが、昨年分かった。
河西健二所長は「家族という核がようやく見えてきた。今後は集落全体の関係が見えてくると思う」と話す。パネルの他、2体の人骨や出土品の一部も展示されている。