ダンス、歌唱、ビジュアル全てに“限界突破”した8人組ガールズグループ「GPP」が鮮烈デビュー、2026年1月にシングルCD「Bring it Back」が発売された。

 BoA、東方神起、SHINee、少女時代、EXO、Red Velvet、NCT、aespa、RIIZEなど、名だたるアーティストを送り出してきたのが、韓国のK-POP大手事務所「SM ENTERTAINMENT」。その日本支社「SM ENTERTAINMENT JAPAN」が、1年半の厳しい練習期間を経て満を持して放ったのが、SM初となる全員日本人のガールズグループ「GPP」だ。

 デビューシングル「Bring it Back」はエレクトリック・ダンス・ミュージックやヒップホップなどのジャンルを融合。音楽の最先端を行くGPPを象徴する楽曲だ。

 2回続きインタビューの(上)では、ダンサー、俳優などさまざまなバックボーンを持つ平均年齢21歳の8人に、グループ名に込めた思い、これまでの苦労や活動の楽しさを聞いた。

×   ×   ×

 ▽紙飛行機

 ―GPPというグループ名に込められた思いを聞かせてください。

 MOMOKA GPPのGは「限界突破」のG、PPは紙飛行機を意味するペーパープレーンの略です。

 これまでの数々の限界を突破してきた私たちですが、ここから先もどんどん成長し続けていくという強い決意が込められています。

 誰もが少しでも長く飛んでほしいと思って飛ばす紙飛行機と同じように、グループにもどこまでも遠くへ飛躍していってほしい、という願いを込めています。

 紙は変幻自在な存在で、燃えたりぬれたり、ペラペラな紙とかもあると思うんですけど、折ったり重ねたりすることでどんどん強くなっていく性質を持っています。私たちも経験という折り目をつけながら、どんどん強くなっていきたいです。

 ―グループ名を最初に聞いたときの印象はどうでしたか?

 ANAMI 「限界を突破しよう」というのは、私たちがこれまで練習中によく使っていた言葉だったので、それがグループ名にたまたま入っていたことが本当に衝撃的でした。びっくりはしましたが、これまで頑張って挫折を乗り越えてきた私たちには、ぴったりだと思います。

 SARA 例えばダンスの練習がすごいきつくて、ラスト1回の時に「限界突破するぞ!」みたいな感じです。だから本当にぴったりだなと思ったし、インパクトがすごいなっていう印象でした。

 ▽輝ける場所

 ―アーティストを目指した理由、きっかけを教えてください。

 HONOKA アーティストを目指し始めたきっかけは、小学生の頃、母に連れて行ってもらったライブでステージに立っているアーティストを見て、すてきだと思ったことです。私もそんな風にステージに立って音楽を届けたいと思いました。

 MIA 私にはいろいろな悩みがあった時期があって、その悩みを言葉にすることもできなくて、どうすればいいのか分からないほどでした。その時に、ある曲に出会って、歌詞の意味も知らなかったし、言語も知らなかったのに涙が出てきて、音楽ってすごくパワフルなものなんだなって思いました。すごくヒーリングになりました。私もアーティストを目指して、周囲の人のヒーリングパワーになれたらいいなって思いました。

 ANAMI 物心つく前からバレエを習っていて、人前で舞台に立って表現するということが心の底から好きでした。ステージに立って表現をするアーティストになりたいという夢がずっと心の中にありました。

 SARA 幼い頃から歌やダンスをすることが好きで、ステージに立っている瞬間、ここが一番自分の輝ける場所だと思っていました。

 LUNA 新型コロナウイルス禍で自粛期間中に人にも会えなくてつらかったのですが、夢を追いかけて初めての大きな挫折も経験しました。すごく精神的に落ち込んだ時期に、たくさん音楽を聴いて勇気や希望をもらいました。私も音楽を通して、悩んでいる方に勇気や希望を与えられる存在になれたらいいなと思ってこの夢を目指しました。

 RINKA 私は最初ダンスだけをやってたんですけど、あるオーディションに受かって、ダンス&ボーカルで活動できることになりました。いろんなステージでパフォーマンスしていくうちに楽しさを知って、アーティストとして活躍していきたいという夢を持ちました。

 MOMOKA 私は幼い頃からダンスやミュージカルなどをやっていて舞台に立つことが好きになりました。俳優を目指して一人で上京しました。テレビドラマへの出演経験もあります。ただ、挫折やたくさん悩むことがあって引きこもってしまう時期がありました。その時にダンスを習うために外に出たりとか、ちょっと歌いたくてカラオケに行くために外に出たりとか、音楽が自分を外に連れ出してくれることが多かったんです。私が本当に好きなことは音楽に触れることなんだなっていうふうに思いました。同じように挫折や悩みを抱える人たちを、音楽で元気づけることができたらいいなと思っています。

 MIKA 4歳でダンスを始めて今までずっと踊り続けていた人生だったんです。小さい時から歌って踊れるアーティストになりたいってずっと言っていました。音楽や歌やダンスは、キラキラした部分だけではなく、言葉には出しづらいものとか人間の内側の部分を表現できるものだなって思っています。曲とかダンスを通じて思いを伝えたいと、アーティストを目指しました。

 ▽つらかったことこそ楽しい

 ―これまで大変だったことや、逆に楽しかったことを教えてください。

残り2670文字(全文:4967文字)