1歳になる娘と妻と友人と…。自身の大切な人たちに100個のプレゼントを贈るため、今年10月から編み物を始めた会社員パパ。その作品に反響があり、「めっっちゃめちゃ可愛い!」「上達が早すぎませんか?!!」「一般販売待ってます!」など称賛の声が相次いでいる。こだわって100個編んだら、どんな作品を編めるようになるのか…“編み物歴ゼロ”からスタートした挑戦について、投稿者のあむおさん(@amuo_papa)に話を聞いた。
■「“父親にすごく愛されていた”と娘が思えるように…」
――Instagramの投稿「編み物歴1ヵ月娘にプレゼント」シリーズの付け襟とショルダーバッグに、それぞれ50万再生を超える反響がありました。まずは、編み物を始めようと思ったきっかけについてうかがえますか?
「きっかけは、妻がInstagramで編み物の投稿を発見し、『編み物のプレゼントいいな~』と言って見せてきたことでした。もともと手先の器用さには自信があったため、妻や娘に編んであげたら喜んでくれそうだなと思って始めてみたんです」
――奥さまと娘さんを喜ばせるために…素敵です!
「それと常日頃から、将来的に娘が『自分は父親にすごく愛されていた』と思えるような記録を残しておきたいと思っていまして。日常の動画は撮るようにしていましたが、娘のために編んでいる姿を残しておくのはもっと良いのではと考えました」
――投稿されている動画からもその思いが伝わってきます!編み物を始めた背景も素敵ですが、作品も本当に可愛らしく称賛のコメントが相次いでいます。特に反響のあった「つけ襟」の制作秘話をうかがえますか?
「つけ襟は妻のリクエストだったんですが、ハートモチーフに苦労しました。編むだけでなく縫い付ける必要があり、小学校で妻が使っていた裁縫道具を引っ張り出して悪戦苦闘しました(笑)」
――そうだったんですね(笑)。白と赤、まるでショートケーキのように可愛らしいつけ襟で、娘さんにぴったりでした。
「ハートモチーフをピンクではなくワインレッドにしたことで冬っぽさを出せたかな、と思っています」
――ショルダーバッグにも反響がありました。
「前に同じチューリップ柄のマグホルダーを編んだのですが、それを娘がすごく気に入ってくれていたんです。ただマグではなく、お菓子などを入れてショルダーバッグのように使っていたので、それなら同じ柄で小さなバッグを編んであげようと…」
――気に入ってくれる姿が、次の作品づくりにつながったんですね。SNSで大反響を呼んだ「つけ襟」「ショルダーバッグ」ですが、娘さんの反応はいかがでしたか?
「気に入ってくれたのか、ショルダーバックを何度も指さして『見て~、チュイップ~』と自慢してきます。どちらも自分の物という意識があるようで、勝手に持ち出すと怒られます」
――これまで作った編み物プレゼントの中で娘さんが特に気に入っているものを教えてください。
「チューリップ柄のマグホルダーとショルダーバッグがお気に入りです。出かける予定がなく家でくつろいでいると、肩にかけて『出かけるよ!』とアピールしてきます。猫耳ニット帽もたまに家の中でかぶっているのですが、なぜかいつも横向きに被るので、猫耳じゃなくてモヒカンのようになっていますよ(笑)」
■SNSやAI(チャットGPT)もフル活用…新たなアプローチが編み物上達の秘訣?
――投稿には「上達が早い」「センスが良い」といったコメントも寄せられています。編み物を上手くなるためにしていること、コツなどがあれば教えてください。
「SNSや『ピンタレスト』を使ってデザインをリサーチしたり、配色の勉強をしたりしています。技術的にわからない部分は、AI(チャットGPT)に聞いて解決することが多いですね」
――AIも活用されていると…すごく興味深いです。では、編み物を始めたことで変わったことや、魅力に感じていることはなんでしょうか?
「可愛い編み物を見かけたときに、作りたい意欲がわいてきてワクワクするようになりました。市販品にはない、自分好みの物を作れるのもいい点です。毛糸を探すのも日課になっていて、100均や手芸屋に立ち寄るのが楽しくなりました」
――100個のプレゼントを編むことを目標に掲げられていますが、今後のさらなるご予定は…?
「今はひとまず、100個のプレゼントを編むことだけを考えています。妻や娘を中心に、ほかの家族や友人などにもプレゼントしてみたいですし、サプライズに興味があるので何かやってみたいですね。それとSNSで発信することが大好きなので、これからも続けていきたいと思っています」