二十四節気の一つで冬が始まる頃とされる「立冬」の7日、県内は青空が広がった。富山市八ケ山地区では、寒くなるにつれて甘さが増す特産の白ネギの収穫が最盛期を迎え、ネギ畑のあちこちに作業を進める生産者の姿があった。

 沖村康希さん(24)の畑では、土から抜いた白ネギが軽トラックの荷台いっぱいに積まれていた。「長引く暑さの影響で病気と虫に苦労したが、良い色味と太さに仕上がった。鍋に入れたり丸焼きにしたりして冬の味覚を楽しんでほしい」と話した。