俳優の波瑠、川栄李奈がW主演を務める、TBS系金曜ドラマ『フェイクマミー』(毎週金曜 後10:00)の第5話が、7日に放送される。約400名が参加したオーディションを勝ち抜き、茉海恵の非公表の一人娘・日高いろはを演じているのは、池村碧彩。池村は連続テレビ小説『おかえりモネ』(2021年/NHK)でドラマデビューし、以降、大河ドラマ『どうする家康』(2023年/NHK)への出演や、ミュージカル「SPY×FAMILY」(2023年)のアーニャ・フォージャー役に抜擢されるなど、幅広いジャンルで活躍。今年公開された映画「ドールハウス」では物語の重要なキーパーソンを演じ話題となった。
池村が演じる、母・茉海恵に似て、気が強く負けず嫌いな性格だが、実は飛びぬけた知性を持ついろはについて、SNSなどでは成長を見守る声が上がっている。いろはと同じ小学生の池村に、いろはを演じるにあたって準備したことや、身近ではやっていることなどを語ってもらった。
■“ジャンプするほどうれしかった!” 本作出演への思い
――本作に出演すると聞いてどう思いましたか?
最初はうれし過ぎて、ずっとジャンプをしちゃっていたけど、ちょっと落ち着いた時に、「本当にいろはちゃんになれるんだ! うれしいな。撮影も頑張るぞ!」という気持ちになりました。
――オーディションはどんなことをしましたか?
「おにぎりを食べて」「いっぱい走って」「お水、あげる!」とか、いろいろなことをやりました。
――いろははどんな役ですか?
いろはちゃんはお母さんに似て気が強い子。でも私とちょっと似ているところもあって、すぐ泣いちゃう、悔しい涙などを流しちゃう子です。うーん、なんて表せばいいんだろ…、すごく天才な子です。
――いろはを演じるにあたって、準備したことはありますか?
いろはちゃんはちょっと口が悪くなっちゃう時があって、そういう演技などで難しいところがあったら、どういうところが難しいか、その時にどういう感じなのかを全部ノートに書いてから、毎回演じています。
――セリフはすぐ覚えられますか?
セリフは台本をもらった時に1時間読んで、1時間休憩してを繰り返していたら、ひと晩くらいで1話分は覚えられます。
■波瑠は“そばにいるだけで安心”、川栄は“笑顔で元気をくれる”存在
――制作発表などで「この現場が大好きです!」とお話していましたが、撮影現場で楽しいなと感じることを教えてください。
今もずっと楽しいんですけど、みんなが撮影の休憩時間に、あおちゃんにお話してくれたり、遊んでくれたり。波瑠ちゃんも、(川栄)李奈ちゃんもみんなが遊んでくれてうれしいです。
――撮影で大変だったことは?
最初に撮ったシーンが第1話のフットサルのシーン。私もスポーツがあまり得意ではないのと、ちょっと暑い日で、みんながあおちゃんのことを涼しくしてくれたり、優しくお話してくれたりして、とても思い出に残っています。
――波瑠さんと川栄さんはどんな方ですか?
お2人ともそうなんですけど、本番中の演技を見ていると、本当にすごいなと思って、いつも勉強させてもらっています。
波瑠ちゃんの特に好きなところは、いつも隣にいてくれるだけで安心すること。緊張しちゃうシーンがあっても、波瑠ちゃんが近くに座ってくれているだけですごくホッとします。
李奈ちゃんはお話する時にすごく笑ってくれて、その笑っている顔がみんなを笑顔にするので、あおちゃんもすごくうれしくなります。
――いろはの“ニセパパ”にもなってくれる黒木竜馬役の向井康二さん(Snow Man)は?
いつもニコニコ優しくお話してくれたり、遊んでくれます。カレーのお話をしてたら、「じゃあ、今度持ってきてあげる!」と本当にカレーを持ってきてくれたので、約束を守ってくれて本当にうれしかったです。
あとSnow Manさんの「カリスマックス」のダンスも教えてもらって、一緒に踊ったんですけど、どうしても手の動きが「すしざんまい」になっちゃいました(笑)。
――いろはの先生・佐々木智也役の中村蒼さんは?
最近“あおちゃん語”っていうのをあおちゃんが発明したんですけど、蒼さんに「コップは何て言うでしょう」とかいっぱいお話しても、ずっと優しく「うんうん」と聞いてくれて、話しているとすごく穏やかな気持ちになります。お話が楽しいので、お話しているだけで遊んでいる気分になります。
――「あっち向いてほい」「じゃんけん」「絵しりとり」をして遊んでいるそうですが、他にはどんな遊びをしていますか?
波瑠ちゃんと李奈ちゃんと一緒にあいさつしたり、「指スマ」や「にらめっこ」したり、いろんな遊びをしています!
■「普通の小学生です」絵と本が大好きな池村の素顔
――池村さんは普段の学校生活はどんな感じですか?
普通の小学生です。でも、しいて言えば、クラスの中で結構絵がうまいほうの人って言われています。
――学校で流行していることは?
今、クラスの中で絵を描くことがはやっています。絵を描く時の歌も決めました。休み時間とかに絵を描く人は、「遊びましょう、遊びましょう。子ヤギがお山で叫んでる」という歌を歌いながら絵を描かなきゃいけないルールがあるんです。
――もし、いろはが同じ学校の生徒だったらどうやってお友達になりますか?
いろはちゃんと似ているところがあるので、私はお友達になれると思っていますが、いろはちゃんが私を友達として許可してくれるかなというのがちょっと不安です。
――どんな遊びでいろはを誘いましょうか?
いろはちゃんって算数が得意じゃないですか。私も算数は得意なほうなので、算数で勝負してみようと誘います。
――勝負に勝ったらお友達と認めてくれるかもしれないですね。
あ! そうかも!
――いろはは宇宙も好きですが、池村さんは絵を描くこと以外に好きなことはありますか?
本を読むことが好きです。本を読んでいると、家や学校でもその世界の中に入れるし、1人の時間っていうのができて、本を読んでいるととても安心します。
――台本を読む時も同じ感覚で役に入り込んでいるのでしょうか?
そうですね。台本の中で薫ちゃんや茉海恵さんの動きを考えて読んでいます。
――最後に、視聴者の方にメッセージをお願いします。
ドラマを見てくれている皆さん、こんな展開になると思わなかったでしょ?『フェイクマミー』はドキドキワクワクハラハラがテーマだと思うんですけど、ここからもっとドキドキワクワクするので、ぜひ最後まで見てください!