富山ゆかりの作家、宮本輝さんが選者を務める第60回北日本文学賞の1次選考通過作が決まった。国内外から900編が寄せられ、このうち302編が1次選考を通過した。今後2次、3次、4次と選考を重ね、最終候補作を選ぶ。受賞作と選奨作、最終候補作は来年1月1日の本紙で発表する。4次選考までの通過作品や最終結果は、本社の総合情報サイト「webunプラス」にも掲載する。(通過作の掲載は都道府県ごとの受付順)
【富山】
▽富山市=「御一新(舞台裏)」海堂平八郎「この夜を越えて」渚愛音「よねさん」いとうまんぼう「すみのはな」浅野哲平「福祉の湯」小川明子「川べりの残像」平島健一「海で」剣遥子
▽高岡市=「ありし日のうた」朴木豊「喪を着る」大巻裕子
▽射水市=「大人の事情」戸田永吉「四季訪」おおえおにたろ
▽氷見市=「沈黙の遺言」萩原花子
▽滑川市=「回想タクシー」大村千桜「生きて再会」水野和宣
▽黒部市=「クロ」片山晶
▽砺波市=「夜高祭り」金戸実
▽南砺市=「悲嘆の構成」あおと「すってんころり」磯辺文緒
【北海道】「地蔵」彫出画「ケンタウロスの首」田向秋沙「夕映えの、その向こう」大和典正「きわみさんのこと」夏賀蓮采「駄なめこ」綴喜笙
【青森】「献杯」三上昇「ドゲサママワシ」八木橋祐弥「たまよばひ」宮藤等「たそがれドライバー」櫻田裕「リュック」荒木真子「マジメ君と水温計」多門昭
【岩手】「遠景」佐々木諦一
【宮城】「仙台まで」二木文明「203号室」平塚壮吉「変容」佐木冬児
【山形】「我が逃走」北行「健三がいた夏」こうだみつえ「トライアングルは動いた」高橋惟文
【福島】「やまない雨」神山ゆう
【茨城】「同じ世代の話」松浦正弘「見えない地図」矢数弘輝「令和の犬公方騒動記」千勝臼歯「幻の、放火魔」ひとり夏すぐる
【栃木】「魔女の手」岩田行弘「郵便配達請負人(ゆうびんや)」和田三郎「じょっぱり」田村修宏「精霊流し」山本あまみ「無明」齊藤宏壽
【群馬】「ほんとうの空」羽根田雪子「このわたし」積本絵馬「あやまってほしい」岩田嘉
【埼玉】「パステルという名の理髪店」中山夏樹「桜桃忌」折口真「脱出ゲーム」田幸樹枝「七五調ブルース」張秀霞「焼香に来た男」星野透「白い真珠」新田正信「誰かがいた街」飯田一郎「充電中としておこう」川上昇「天へ、君達へ」又森昂「どこにも隠れない」こがわゆうじろう「雨とカフェと、幻想と」四ノ宮青「後は血となれ乳となれ」藤本大伍郎
【千葉】「湖岸の花火」蓮見仁「悠久に響くロックンロール」うたかた「かつ丼の味」久保こういち「恵子の声」森野そと「時代遅れのカメラ譚」渡会三郎「あの日、叫べなかった私たちへ」才木祐子「かいそうバス」堂園寺健「無花果」小野山隆「忘れ傘」門倉暁「コール・オブ・富山ナイト」ヤマノ「この盥の中で」谷門展法「船頭」千城ちしろ「正人と芳人」村上高徳「枕座敷」佐藤亜美「恋心の小火」余川浩治「夏の痕」四宮麻衣「月は花火、海は茜」すずきあさこ
【東京】「好きもきらひも」牧康子「いつか咲く桜」日陰ものかげ「最終日」梅垣幸拓「ともだち」林詩子「隅田川下り」平野由希子「雪の声」内田東良「永遠の図書館」荒井りゅうじ「スペンサーのクラゲ」三好純太「雲の輪」成澤良喜「K高校の地下壕」野上卓「わたしが女房」木山省二「正しいダイヤ」西荻麦「あすなろ」多田佳明「ブルーバード・ハミング」赤城泉「冬の満月」海野よう「静かに星を見つめる」酒口拓巳「ヴィーガンの女」桐田聡史「ひぐらし」秋月光ノ介「傘が焼かれる景色」橋本隆憲「冬の向こうに」古田島由紀子「驟雨の合間に」齋藤久「水際の灯」織江耕太郎「掌の繭」巴旦杏「残り香」伊佐木翔「ふたり」佐々木基成「ぼくとほしの湯」矢部郁「三年目の禊」佐藤文平「白い光の階段」沢渡かずき「露の世といえどもしかし」仁志村文「マイニング・スター」万条由衣「明日の月」南忠志「別れの時まで」松本泰子「ハムカツは冷たくて」おちつかな「スプリング・バイバイ」花井耀「ゆうき隊」沖義裕「攻防」史三人「深川その日、その日」中村玲子「約束のふたり」黒岩夕城「植物たちは夢をみる」樋口鳳香「遠くにいる隣人」中嶋晋也「たっくんと土蜘蛛」鏑木洸亮「似たもの」蒲田あやめ「シャインサン」間零「季節は流れて」天野日穂「パレットの詩」海野あかり「幸せな球体」遊座理恵「青稲」松田敬一「筆の刃」下薗ゆうま「法廷の遠い夜明け」大島範之「影父」千葉紫月「掌の記憶」松永清史「一筋の幸福」田島春香「アカモズ」香月絵里加「空き家ですが、なにか?」鈴木真知子「真夏の屋根の上」餅田佑子「水準器」仲原佳「さがしもの」夏目とも「目隠しで蚊帳の外」寅間心閑
【神奈川】「やまびと」藤井カズコ「夕晴れ」新倉久恵「川舟流し」見坂卓郎「防波堤の娘たち」帆風マホ「棚の下のたまご蒸しパン」新井茂晃「隣にある旧事」庭町田間「春とユキ」松本進「玉池心中」長谷和水「壁の穴」綾瀬通奏「ケのひと」中川泰明「春の日」花野純「火焔」伊野千秋「福寿荘の九十日」高堂学「白砂の記憶」大川大河「絵葉書の町」古川サト「雪は音を吸う」甲斐田道雄「剥製2題」大川義文「あれから十年」山口栄子「幼稚園のゴッホ」村中江利「選択のあと」福井智宏「サイフォン」鈴木和子「道迷い」黒瀧葦
【新潟】「声」伊藤穂波「ハルジオン」柴野裕治
【石川】「傘」北山修子「光のなかに隠れる」山田ひらめ
【福井】「鮎の遡上」奥祐治「ツキの住む家で」まくたともえ「孤独なコウモリに温もりを」笹月紫陽子
【山梨】「ロザリオの森」篠原信
【長野】「風立つときに」黒沢佳「虹の軌跡-共生進化の彼方に」藤森弘
【岐阜】「灯りのふりつもる」橋本英樹「ガンガンところがる」小森隆司「未走塁メロンパン」柚木有生「ヨウロウ違い」あらいゆう
【静岡】「谷間の羊たち」島原広「シネマ」犀川まり「残照」藤倉涼「六人の晩餐」亀山榮子「風のささめき」吉川あらた「因縁」駿河青「老女と留学生」萩山修次
【愛知】「大きな山のあるところ」樋口芽ぐむ「囲いの月」杉乃坂げん「えびすの社」舘山寺春斗「正義のヒーロー」氣嶌竜「眼鏡パーティー」池谷有人「カノープスファンタジア」おーたみか
【三重】「ひかり風」佐藤陽翔
【滋賀】「ジャンヌの劔」祐紀生「影送り」川島謙介
【京都】「明日こそ、海へ!」北条かおる「金柑ラプソディ」阿山真也「小さな畑のある家」オリバーリッチー「あと一週間」秋優馬「母を描く」賀名生千晶「アシュトレイ」夏迫杏「生命」佐々木増博「満月の夜に」ナナ「石の愁しみ」横山秀一「てっぺんの先」藤野碧「紫陽花」峯本つづき「藤」高見勇太「王国」如月七日「友情」幾重未玖「プロローグ」いわさ清美「プリズムII」森壹風
【大阪】「伝え姫」本田美徳「さ迷える筆」篠鷹雪「八重津浜」伏見谷徳磨「人間に光あれ」山田幸夫「プライド」高橋菜穂子「浮環」森岡大「ゾウの神さまの襟足は」六可江宏美「サヨナラバンパク」黒田季菜子「風の鳴る丘だから。」犬飼響「懐かしいものとの出会い」丸山史「はるちる」にゃんしー「保線小屋」前田雅峰「欲と空虚」吉良紬「空間を十分にとって」岩橋恭輔「陽治、一回くらい真剣に生きてみんかい!」高橋良育「忘れられない」四ツ橋樹「砂を飲む」吉田耕乙「おじちゃんと紫カタバミ」田中香津子「西瓜」細見隆博「夏の往来」辻一郎「星空のスイカ」真名波田キリ「親友」清水完「間違ったとするのなら」寿美谷郡司
【兵庫】「月の丘」土井彰「スカンポ」三町公平「虫」待木啓「三婆狂騒」いうちみさこ「ドックスオンザロード」森シンロウ「木綿は白く晒されて」つくし「ヨンパチ」松田祥子「盲目の老犬・信女」八咫兼央「ぐるぐる渦巻き(玉置裕司の妄想とこだわりのモラトリアムな日々)」元畑くみこ「合格通知」尼子猩庵「夏のつづき」小島エマ「マーマレード・ド・ユイコ」本木晋平「泥と火焔」藤本あずさ「芸術家志望」いわもとしんや「ログロス」浅井章人
【奈良】「見つかりもの」清水国治「冬への扉」灰野葉「交差」唯乃夕記「彼女の部屋」青垣宝「秋を巡る」佐々木凌「五円玉爺さん」囃方怯「さよならパリ」穂高稜行
【和歌山】「キツネうどん」逸見真由
【鳥取】「くずの葉」古林邦和
【島根】「喝采」西島恭子
【広島】「ばあちゃん、頑張れ!」木下訓成「窯焚き初日」沖村三日人「帰る場所」島田祐二「最期に帰る道」中内和上「中一時代」川村明夫「十四歳の夏」串信高史「揺らぐ睡蓮」宮川洋太郎「声を葬る」小嶌ひすい
【山口】「ライスシャワーに花束を」有馬俊太郎
【徳島】「PoET」尾野森生
【香川】「麦酒の味」青乃家「オリヅルラン」三田慶子「異邦の友」英右近
【愛媛】「夏の終わり」杉野圭志「Bサイド」水飼心「龍が風になる朝」濱田毅「約束」美杉しげり
【高知】「妹」山崎静香「満てた人」山内めぐみ「全部予報アプリケーション」笠原英二「伊尾木洞」橙哉貴生
【福岡】「暮るる」小林安慈「豚骨の香」新井伸昭「ユリとアネモネ」瀬崎虎彦「彼女の筆致」海野くみ子「透明な時間」後藤克之「小さなリンゴの木の下で」ひで坊「雪と女と花の散る街」響京華「蒼天」濟城順也「老々婚」森田浩子「すじかい」深町明「心殺室は首ったけ」緒方水花里
【佐賀】「老いて、なお」小柳義則「アンダースローの肖像」龍崎豪「ポジション」松尾升子
【長崎】「アサギマダラ」伊佐山昴
【熊本】「さわる。さする。」栗栖平文
【宮崎】「生きる練習」山崎道子「恋は花びたし」馬場広大
【鹿児島】「広江のうちなー」春野洋治郎「避雷針」岩元正治
【沖縄】「それでも生き延びよ」伽芙伽怪「四十年目の陥穽」島尻雅彦「老兵のバケットリスト」平良政勝「南の島のアメリカハニー」松原敏夫「沈む紙」平敷克輝「オリオンビールTシャツ」赤星十四三「ニーナの庭」星永弓
【フランス】「みんなの公園」塩原遵
【オーストラリア】「十字星の花嫁」天野間人
