岐阜県飛騨市
飛騨市では、図書館の新しい可能性を探るため、「図書館でやってみたいこと」「新しい使い方」を募集しています。飛騨市図書館の未来の設計図を描く、参加型プロジェクトを実施中!

岐阜県飛騨市(市長:都竹淳也)では、今年度から図書館の可能性を探るため「図書館でやってみたいこと」「新しい使い方」を募集しています。
市民自らが図書館の運営内容を考える初めての取組みで、9月の第1回ワークショップでは「あったらちょっとおもしろい」というメッセージを軸に図書館を運営していこうといった意見が出されました。

市民からのアイデアは年度末にかけて集められ、11月9日(日)には市民と有識者による参加型ミーティングも予定しています。

寄せられたアイデアは「第3期飛騨市図書館運営方針」としてまとめられ、今後5年間にわたり“あたらしい図書館”の指針となる予定です。



市民とともに創る“新しい図書館像”
「図書館」は静かに過ごす場所。

静粛が求められ、利用目的が限定されがちな図書館のイメージを脱却しようと、飛騨市では、市民とともに「未来の図書館」を考える市内初のプロジェクトを今年度から開始しました。

「飛騨市図書館未来ミーティング2025」と題したこのプロジェクトでは、図書館を本の貸し借りだけでなく、市民が集い交流する「つなぎ役・ハブ」、用事がなくても「気軽に立ち寄れる居場所」、さらには市役所の窓口では相談しづらい更年期や介護等のセンシティブなテーマを共有できる「第2の市役所」として、新たな役割を担う方法について考えていきます。

夏には、有識者と司書らが「飛騨市図書館のこれまでとこれから」について語るイベントを開催。市民らに図書館について知ってもらうことからスタートしました。

9月に開催した市民ワークショップには20代から50代までが参加。付箋を使って図書館にどうなってほしいか、未来の図書館はどうあるべきかなど、意見を出し合いました。








ワークショップで寄せられた「図書館の新しい活用法」
ワークショップの結果、市民からは従来の図書館のイメージを覆す、自由でユニークなアイデアの"タネ"が多数寄せられました。一部をご紹介します。

「食」など五感で楽しむ読書体験

本に出てくる料理を再現するイベントや、コーヒースタンドの設置、地域のにぎわいを生むキッチンカー誘致など、図書館と「食」のコラボレーションがいくつも提案されました。
ワークショップ当日は食との組み合わせについて「図書館の従来のイメージから最もかけ離れている」といった意見があがりました。

深いつながりを生むコミュニティ

普段出会えない多世代と自然なつながりを生む「友達づくりの場」として活用してほしいとの声もありました。
「第2の市役所」機能の一つとして、誰にも言えない悩みを匿名で共有し、コメントをもらえる「交換日記のようなアナログなコミュニケーション」の場にしたいとの参加者の意見が出ています。

まちをフィールドとした活動

図書館のイベントを建物外(カフェ、公民館、大学、屋外など)に展開し、地域全体を活動の場とすることで、まち全体の連携を強化していくといったアイデアも生まれました。
「あったらちょっとおもしろい」図書館へ
またワークショップでは、「あったらちょっとおもしろい」というキーワードを軸に図書館をブラッシュアップさせていこうという方向性が打ち出されました。

このキーワードは、硬直化した「こうあるべきだ」という考え方から距離を置き、日々の暮らしに心豊かな「余白」や「自由さ」をもたらすことを提案するもの。

「図書館」という名前が持つ既成概念から自由になり、行政サービスではカバーしきれない「ちょっとしたこと」に寄り添う場所にする。これからの飛騨市図書館を考える上でピッタリなキーワードと捉えています。

未来の図書館を描くアイデア

未来の設計図を描く、市民参加型プロジェクト
司書や市役所だけでなく、市民も一体となって未来の図書館について考える「飛騨市図書館未来ミーティング2025」。
飛騨市図書館では、ワークショップの他にも「図書館のタネ投稿フォーム」を開設し、皆さんの「面白い!」と感じるアイデアを募集しています。飛騨市民だけでなく、市外からもご意見を募集しています。ぜひアイデアを投稿ください。
図書館のタネ投稿フォーム

また、11月にもワークショップを開催。今度は「有識者」も加わって、9月にでたアイデアをより実践的に、そしてアカデミックに深めていく予定です。ぜひご参加ください。


第3回図書館そだて会議チラシ

ミーティング概要 【第3回図書館そだて会議】
■日時
11月9日(日) 10:00~12:00

■場所
飛騨市図書館
(〒509-4292 岐阜県飛騨市古川町本町2番22号)

■参加申込
申込フォームからお申し込みください。

■内容
9月に開催した「図書館タネまきワークショップ」で出たアイデアを、専門家と一緒に大きく育てます。みんなの声とアカデミックな視点が交わるとき、新しい図書館の姿が見えてくるはず。この日集まったアイデアをもとにして、いよいよ改定作業へ進みます。

飛騨市図書館の活動
飛騨市初の試み!市民自らが図書館の運営内容を決めるワークショップ『飛騨市図書館未来ミーティング2025』を開催します
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000126.000120394.html


図書館で会おう ~読書だけじゃない、おしゃべりOKな図書館へ~
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000049.000120394.html

問い合わせ

飛騨市図書館 
電話 0577-73-5600
岐阜県飛騨市
飛騨市は、人口約21,500人の小さな市で、周囲を北アルプスなどの山々に囲まれ、総面積の約94%を森林が占めるなど豊かな自然に恵まれたまちです。また、豊富な自然資源のほか、ユネスコ無形文化遺産である古川祭・起し太鼓、ノーベル物理学賞の受賞に寄与した「スーパーカミオカンデ」を始めとする宇宙物理学研究施設、大ヒットアニメ映画「君の名は。」のモデル地となった田舎町の風景など、多彩で個性豊かな地域資源の宝庫です。
飛騨市公式サイト https://www.city.hida.gifu.jp/
飛騨市図書館公式サイト https://hida-lib.jp
PRTIMES飛騨市ページ https://prtimes.jp/main/html/searchrlp/company_id/120394
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