富山県測量設計業協会は27日、富山市のANAクラウンプラザホテル富山で創立60周年記念祝賀会を開いた。会員企業などの約160人が節目を祝い、業界発展への思いを新たにした。

 市森友明会長が「小中学生、高校生に測量の魅力を伝え、次の10年、20年、30年をつくっていきたい」とあいさつ。新田八朗知事や野上浩太郎、見坂茂範の両参院議員らが祝辞を述べた。

 祝賀会に先立ち、同市の富山国際会議場で、国土交通省の小林賢太郎大臣官房技術審議官が基調講演し、能登半島地震を教訓として官民連携の即応態勢を強化していることを紹介した。市森会長も講演し、レーザー測量をはじめとする新たな技術を説明。「測量DXをフル活用することで、災害復旧の迅速化を図っていきたい」と語った。

 同協会は1966年4月に設立された。現在は、測量設計を手がける県内44社で構成する。