防災に関する講演会が5日、富山市池多小学校で開かれ、能登半島地震の被災地で約10回にわたり、ボランティア活動に取り組んだ呉羽消防署の西畑哲也さん(43)が日頃の備えの大切さを呼びかけた。

 西畑さんは、富山でも呉羽山断層帯を震源とする地震発生が予測されていることを挙げ、「災害はいつ起こるか分からない。万一に備えて、年に1回家族で話し合ってほしい」とアドバイスした。段ボールとゴミ袋、ブルーシートで簡単な土のうを作る方法も紹介した。

 講演会は池多地区ふるさとづくり推進協議会が有事の際の組織力、行動力の強化を目的に昨年から開催。今回は住民約130人が参加した。