県は3日、インフルエンザとみられる集団感染で、富山大付属小学校(富山市)の5年生1クラスが6日に学級閉鎖すると発表した。当該のクラスに在籍している35人のうち16人が罹患(りかん)。今シーズン初の学級閉鎖で、昨年より2カ月弱早い。

 県内48医療機関の定点調査によると、9月22~28日の1医療機関当たりの患者報告数は0・81人だった。流行開始の目安となる1・0人には達していないものの、2週連続で増えており、県は手洗いやマスク着用による予防を呼びかけている。

 県は、幼い子どもや未成年者がインフルエンザに感染した際の異常行動に関しても注意喚起している。急に走り出す、部屋から飛び出そうとするなどの事例が報告されているとし、治療開始から最低2日間は子どもを一人にしないよう呼びかけている。