県は2日、ブランド戦略「寿司(すし)といえば、富山」の一環で、俳優の田中要次さんが富山ですし職人を目指して修業する動画の配信をユーチューブで始めた。来年3月まで週1回、新しい動画を追加する予定。すしを切り口として、富山の豊かな食文化や自然の魅力を世界にアピールする。
田中さんは「海なし県」の長野県出身。初回の動画では、幼少期にすし職人に憧れていたほか、妻がすし店の娘だと明かし「すしを握りたい」と宣言した。富山市内のすし店を訪れ、店主からまず富山の魚種を覚えるよう指導を受ける内容となっている。
毎週木曜夜に新たな動画を配信する。田中さんは県内のさまざまなすし店を訪れ、魚のさばき方や目利きなどを学ぶ。県を通じ「富山のお魚、すしを世界に広げるためにこの番組を背負っていきたい」とのコメントを出した。
県は今回の配信開始に合わせ、これまでに制作したすし関連動画をまとめた専用ウェブページも設けた。