富山県の舟橋村は26日、南太平洋にある島国、ナウル共和国と広報連携に関する覚書を結んだ。国との覚書締結は初めて。面積が小さいことを縁にSNS(交流サイト)でつながり、今後は互いの魅力を発信し合う。

 同国の面積は21平方キロメートル。バチカン市国、モナコ公国に次いで小さいことで知られ、政府観光局の公式SNSはフォロワー約55万人を誇る。3・47平方キロメートルと日本一小さい舟橋村の渡辺光村長が「小さい」のつながりに着目し、自らのSNSでやりとりしたのを機に連携が実現した。

 26日は大阪市の大阪・関西万博会場内にある同国パビリオンで締結式があり、渡辺村長と同国パビリオンの政府代表代行のシャンディ・エイケン氏が覚書を交わした。

 今後は、同国がSNSで情報を発信する際に村のふるさと納税などもPRしてもらう。村は村内で同国の魅力発信に取り組む。