人気漫画が原作のミュージカル「四月は君の嘘(うそ)」が10月4、5日、富山市のオーバード・ホール大ホールで上演される。若き音楽家の卵たちの青春ストーリーで、2022年に初演された作品の3年ぶりの再演となる。新たなキャストたちは「青春の輝きを劇場で体感して」とPRする。
原作は講談社・月刊少年マガジンで連載された新川直司さんの同名の漫画で、テレビアニメや実写映画にもなっている。ミュージカルの初演では生田絵梨花らが演じ好評を博した。
物語は母の死をきっかけに聴力を失った天才ピアニストの有馬公生と、バイオリニストの宮園かをりらとの交流を描く。公生はかをりに引かれていくが、彼女に秘密があることを知る。
登場人物4人はダブルキャストで、公生役は岡宮来夢と東島京、かをり役は加藤梨里香と宮本佳林が演じる。公生の幼なじみ澤部椿役を希水しおと山本咲希、公生の親友渡亮太役を吉原雅斗と島太星が務める。
岡宮は「青春を生きる(登場人物の)みんながきらきら輝いている。それを劇場で体感してもらいたい」と話す。東島は「今という瞬間がどれだけ光り輝いているかを感じられる作品。あふれるエネルギーを受け取ってほしい」と語る。
公演は8月に東京でスタート。富山のほか愛知、大阪、神奈川でも行われる。
◆富山公演の案内◆ 10月4日正午と午後5時、5日正午開演の計3回上演する。チケットは全席指定でS席1万4千円、A席1万円、U-25(引換券)6千円。アスネットカウンター、アーツナビなどで取り扱う。北日本新聞社、富山テレビ放送、富山市民文化事業団、同市主催。東宝/フジテレビジョン製作。問い合わせは北日本新聞社事業部、電話076(445)3355(平日午前9時~午後5時)。