県ゆかりの芸能人が一同に会する「越中座2025」の公演が10日、県民会館で開かれ、18組が巧みな話芸やユニークなパフォーマンスを披露し、会場を沸かせた。座長の立川志の輔さんらが作った「とやま寿司(すし)のうた」も初披露。来場者と声を合わせて笑顔で歌った。
越中座は2003年に始まり22回目。今回は2回公演に計2200人が来場した。
志の輔さんをはじめ、俳優の室井滋さんや柴田理恵さん、お笑いコンビ「雷鳥」らが出演した。落語や漫才、朗読、マジックなど多彩な演目で楽しませた。
県がPRしている「すしといえば富山」を浸透させようと、「とやま寿司のうた」を作った。志の輔さんが作詞し、県出身のピアニスト、友井賢太郎さんとテノール歌手の澤武紀行さんが作曲した。会場では「コズクラ、フクラギ、がんどブリ」などと季節ごとのネタの名前をリズミカルに並べた歌詞を、出演者と富山少年少女合唱団と合唱した。
フィナーレでは志の輔さんが「すしの歌を歌って富山を盛り上げていきましょう」とあいさつし、観客と共に三本締めした。
オフィスてるてる、県文化振興財団主催、県、北日本新聞社共催。