呉羽梨の主力品種「幸水」の目ぞろい会が9日、富山県富山市吉作のなのはな農協呉羽梨選果場で開かれ、生産者が収穫の目安となる色合いや大きさを確認した。今年は猛暑が続き、雨も少なかったことから、例年より小さめだが、糖度は平年以上に高くなった。
目ぞろい会には生産者ら約160人が参加。県富山農林振興センターの職員から、出荷の目安となるナシの色味や適切な収穫時期について説明を受けた。呉羽梨選果場の土田浩喜場長は「生産者は今年の猛暑対策として普段より水をまき、努力しておいしいナシに仕上げた。ぜひ食べてほしい」と話した。
10日に初出荷し、早ければ11日からスーパーの店頭に並ぶ。小玉傾向にあることから例年よりやや少ない約850トンの出荷を見込む。ピークは25~27日ごろで、同選果場では17日から直売予定。