富山地方鉄道沿線の活性化について、若者目線で考えている滑川高校商業科の3年生は、駅周辺でお薦めの観光施設や飲食店などを記したリーフレットを作った。生徒2人が7日、掲載する店舗を回り、内容を最終確認した。完成品は観光客が多く利用する駅に置く予定。
地域資源の活用を考える授業の一環。生徒にとって通学で身近な富山地鉄の利用促進につなげようと、観光リーフレット「富山地方鉄道でいこう!! なめりかわ」を作った。中滑川駅から訪れやすい瀬羽町を中心に、取り組みに協力したカフェやほたるいかミュージアムなど6カ所の営業時間や商品、富山地鉄の「フリーきっぷ」などを紹介。一部店舗では割引クーポンがある。インバウンド(訪日客)を見据え、英語版も作った。
蜷川月雫(つくし)さん(17)は「地鉄は滑川高校生にとって通学で欠かせない存在。少しでも活性化につながればうれしい」と話した。