富山県の砺波地方の方言を研究するため、砺波市内に滞在している福岡女学院大の1、3年生7人が5日、同市荒高屋の定住体験ハウス「佐々木邸」で、方言について聞き取り調査し、地域住民と交流を深めた。
学生は4日から、2泊3日の日程で市内を訪れている。5日は学生が3班に分かれ、70、80代のお年寄りに言い方の違いなど方言について質問した。「若々しい」は「わらびしい」、語尾に「ちゃ」を付けるといった特徴を学び、メモを取った。
味覚や嗅覚など五感について質問した伊東李菜さん(3年)は「『おいしくない』は『あじない』という言葉が印象に残った。違いが面白い」と話した。最終日の6日は市内を観光する。
取り組みは都市部の大学生を誘致し、関係人口の拡大につなげる市の「第2のふるさと発見事業」の一環。同大は2014年から参加している。