富山県高岡市伏木地区伝統の「伏木遠泳大会」が3日開かれ、伏木小学校の5、6年生27人が国分浜から沖合の男岩まで往復し、計2・5キロを泳ぎ切った。

 児童は保護者の声援を受け、住民有志ら約40人とスタート。船から響く太鼓の音と「そーれ」のかけ声に合わせ、平泳ぎで懸命に進んだ。ゴール後は仲間と健闘をたたえ合った。児童全員に高岡伏木ライオンズクラブからメダルが贈られた。

 昨年に続き参加した高有健伸さん(6年)は「波があってつらかったけど練習の成果が発揮できた」と話し、大野小花さん(5年)は「達成感がある。頑張って良かった」とすがすがしい笑顔を見せた。

 努力の大切さや自然の厳しさを学んでもらおうと、伏木少年遠泳会、伏木小学校育友会、NPO高岡市水泳協会が毎年行っており、96回目。