台湾の旅行業界関係者を招いたツアーが28日、富山県射水市新湊地域の内川周辺であり、参加者は港町の風情あふれる景観を楽しんだ。訪日客誘致につなげようと、射水市など富山、石川両県の6市町が連携し、初めて企画。台湾の旅行会社5社のツアー企画担当者7人を招待した。
一行は24日に来日した。石川県の中能登町、羽咋市、七尾市を巡った後、氷見、高岡の両市を観光し、27日から射水市を訪れている。28日は中央町の貸衣装店「おきがえ処・内川KIPPO」で浴衣に着替えて内川沿いを歩き、放生津町の「番屋カフェ」で一服した。
台北市の龍茱(ろんつー)旅行社の熊谷千鶴子さんは内川周辺の印象について「川沿いに店が並び、地元の人の暮らしを感じられる。路地に入っても楽しいし、少人数の旅行にお薦めできる」と語った。
一行は29日に帰国する。今回のツアーを企画した6市町は8月22~25日に台北市で開催される観光商談会に参加し、各地を周遊するツアー商品をPRする。