「アニメの町上市」を発信する国際交流ワークショップで富山県上市町を訪問中の韓国・啓明大学の学生が25日、町役場で成果発表会に臨み、滞在中の体験などを踏まえて考案したアニメキャラクターを発表した。

 韓国政府の奨学金プログラムで選抜された同大アニメーション学科と写真学科の7人の学生が同町を訪問。22日から人気ビデオゲーム制作陣のゲームデザイナーやプロアニメーターに学び、上市高、上市中の生徒と伝統文化の体験などを通じて交流した。

 学生は2班に分かれて発表。上市での思い出や町花リンドウなどから着想を得て考案したアニメキャラ「かもっち」と切手・葉書のデザインを披露した。もう1班は、眼目山立山寺(がんもくざんりゅうせんじ)を建立した18人の大工の伝説にちなみ、滞在中に町で出会った人々を似顔絵にしたアート作品を制作した。

 発表に耳を傾けた中川行孝町長は学生らに再訪を呼びかけた。「かもっち」は町が活用を検討する。