富山県の富山市四方小学校の6年生22人は16日、同市四方公民館で炊き出し訓練を行い、非常時に役立つ調理方法を学んだ。
災害に備えながら世代間交流を深めようと、四方赤十字奉仕団(任海哲朗委員長)が毎年企画している。
児童は、熱に強い特殊なビニール袋を用いた炊飯を体験した。袋の破裂を防ぐには空気をしっかり抜く必要があるため、慎重に作業に取り組んだ。炊き上がった米は持ち帰った。初めて自分で米を炊いたという児童もおり、うれしそうな様子だった。
日本赤十字社県支部の職員による防災講義もあった。地震が起きた際に重宝する新聞紙を使ったスリッパの作り方を教わった。