電源開発の歴史などを紹介する関西電力の黒部川電気記念館(富山県黒部市黒部峡谷口)の来館者が11日、500万人に達し、同館で記念セレモニーがあった。
節目に来館したのは愛知県大府市の長谷川勝伸(まさのぶ)さん(86)と妻のツヤノさん(85)。くす玉割りの祝福を受け、関西電力の三澤誠北陸支社長から記念品を受け取った。
何度も宇奈月温泉を訪れているものの、記念館の見学は初めてという夫妻は「ラッキーでびっくりしている。すてきな出会いで幸せ」と喜んだ。地元の有志でつくる「桃の会」による踊りの披露もあった。
記念館は黒部川の電源開発に携わった先人の偉業を伝えるため1987年4月に開館。2023年3月にリニューアルされた。