富山県黒部市宇奈月町出身の放送作家、中野俊成さんによるジャズトーク&レコードセッション「ジャケットがなければ意味が無い」が6日、同市宇奈月温泉の市芸術創造センター・セレネで開かれた。ジャズ愛にあふれるトークで、会場を埋めた100人を魅了した。
中野さんは数々のテレビ番組を手がける放送作家で、本紙ライフ面で「遠近両用ふるさと」を連載中。レコードマニアでDJとしても活動している。ジャズ公演を数多く開催しているセレネが持ちかけ、今回のイベントが実現した。
中野さんは「聴けば好きになってもらえると思う」と語り、エラ・フィッツジェラルドやルイ・アームストロングの名盤をかけた。奏者が寝そべっていたり、変な顔をしていたりするユニークなアルバムジャケットをスクリーンに映して紹介し、それらの音楽も流した。テレビのバラエティー番組さながらの演出で笑いを誘いつつ、ジャズの聴き方や奥深い魅力を伝えた。北日本新聞社後援。
この日のイベントに先立ち、5日は宇奈月温泉の延対寺荘で中野さんらによる音楽イベント「ニッポンのレコード大将」が開かれた。