3日の富山県内は高気圧に覆われて気温が上がり、富山地方気象台によると、高岡(伏木)35・6度、富山市秋ケ島(富山空港)35・5度、富山35・0度と、3地点で35度を超える猛暑日となった。4日は最高気温を35度と予想し、環境省と気象庁は県内に今年初めて「熱中症警戒アラート」を出し、注意を呼びかけている。
名水で知られる富山市石倉町の延命地蔵尊には3日、次々に人が訪れ、竜の口から流れ出る冷たい湧き水をペットボトルやタンクにくんでいた。近くの女性(47)は手に水をかけ「暑い日になったから、冷たい水が気持ちいい」と笑顔を見せた。
熱中症で13人搬送
県内で3日、熱中症とみられる症状で、富山、高岡、射水、魚津、氷見、小矢部の6市の10~80代の男女計13人が病院に運ばれた。各消防によると、富山市の80代男女2人は中等症のもよう。