悩みを抱える若者が気軽に相談できる場所として富山県が準備を進めていた「CAFEゆりの木」の開設式が2日、富山市五福の社会福祉法人県精神保健福祉協会「ゆりの木の里」で開かれた。オープンは7日で、県は「安心して過ごせる場所に」と期待する。

 「ゆりの木の里」3階のカフェを活用。富山大にも近く、今後は協会が県の委託を受けて運営する。精神保健福祉士らが相談に応じ、必要に応じて専門機関につなぐ。

 自殺や引きこもり防止へ気軽に悩みを相談できる場として昨年度から整備していた。

 式では協会の吉本博昭理事長が「地域に開かれた交流の場にしたい」とあいさつし、看板を設置した。

 カフェは毎週月~水曜午後1~5時に開設。精神疾患の有無にかかわらず無料で利用できる。飲食は有料。相談希望の場合は要予約で電話070(5540)2639。