カヌー体験会が29日、富山県富山市水橋地区内を流れる白岩川周辺で開かれ、親子連れら約60人が水しぶきを浴びて、身近な自然の魅力を感じた。
水橋の将来を考える有志の団体「水橋懇話会」が、白岩川に親しんでもらおうと初めて企画した。県カヌー協会に所属する「B&G富山海洋クラブ」と「上市カヌークラブ」から講師を招いた。
参加者は川に入る前に、パドルの操作方法を学んだ。その後、グループに分かれ、水橋大橋と東西橋の間をカヌーで往復し、水の感触を楽しんだ。
カヌーだけでなく、ボードの上に立ち、パドルを操る「サップ」にも挑戦。揺れるボードの上でバランスを取りながら、徐々にこつをつかみ、水面を動き回った。参加した瀧川伊吹さん(7)は「最初は怖かったけど、慣れたら楽しかった」と話した。
水橋懇話会の轡田幸則代表幹事は「白岩川は水橋の象徴。これからもイベントを企画して、活気づけたい」と話した。北日本新聞社後援。