来年7月に富山市民球場で開催されるプロ野球オールスターゲームの機運を高め、能登半島地震の被災地復興を支援しようと、親子野球体験教室が21日、氷見市の氷見運動公園野球場で開かれた。元巨人でDeNAの監督を務めた中畑清さんが、4歳~小学2年生の親子約80組と交流し、野球の楽しさを伝えた。
中畑さんと、全日本女子野球連盟が派遣した4人、富山大女子野球部7人が講師を務めた。子どもたちはティーバッティングやストラックアウト、親子キャッチボールなどを楽しみながら「打つ」「投げる」といった野球の基本を教わった。
中畑さんは「いいね。体全体をうまく使えているね」「ドラフトにかかるよ」と褒めながらティーバッティングを指導。「上手にできて楽しいという気持ちを親子で分かち合い、野球に興味を持ってほしい」と話した。
高岡市高陵小2年の金森仁心さん(7)、悠仁さん(7)の双子は「中畑さんに習って、ボールを打つこつが分かった」と笑みを見せた。
石川県七尾市の親子約20組も参加。七尾の親子は氷見周遊ツアーも楽しんだ。
教室は、世界少年野球推進財団(WCBF)と富山市や県、北日本新聞社などでつくるボールシティとやまプロジェクト主催、氷見市共催。
22日に富山市八木山のアイザックスポーツドームでも教室を開く。