関西電力黒部川水力センターと黒部峡谷鉄道、富山県黒部市の宇奈月温泉の旅館の女将(おかみ)でつくる「かたかご会」は17日、同鉄道の乗客へ黒部ダムに漂着した流木で作ったしおりをプレゼントし、環境に配慮した取り組みをPRした。
黒部ダムには2024年度、849トンの流木が漂着し、そのうち200トンをしおりや堆肥の原料、バイオマス発電燃料として活用している。関西電力グループは6月を環境月間とし、2年前からしおりを贈っている。
この日は300個を用意。水田潤一同センター所長と鈴木俊茂同鉄道社長、濱田昌子かたかご会長らが、宇奈月駅でトロッコ電車の乗客に縦12センチ、横2・5センチのしおりを手渡した。駅近くの黒部川電気記念館の来館者にも贈呈した。