新川高校(富山県魚津市吉島)は17日、いじめ反対の意思を示す「ピンクシャツデー」の取り組みを行い、全校生徒約260人がピンク色のリストバンドを身に着け、いじめ根絶を誓った。

 ピンクシャツデーはピンク色の衣類を着ることなどで、いじめ反対の意思を示すキャンペーン。2007年にカナダの男子生徒がピンク色のシャツを着ていじめられたことがきっかけで始まった。

 同校では6月の服装自由月間に合わせて実施。保健委員会が発案し、生徒会と一緒に実現させた。「みんな違ってみんないい」などと描かれたリストバンドを約300個用意したほか、Tシャツのイラストを校内に掲示した。

 生徒会長の大熊輝也さんは「取り組みを通して『多様性の時代』を全員に感じてほしい」と話した。