氷見イワシのみりん干しを使った給食の提供が16日から、氷見市内の小中学校と義務教育学校で始まった。同市飯久保の湖南小学校では、全校児童131人がふっくらと軟らかく、甘みのある味付けの氷見産イワシを楽しんだ。

 子どもたちに地元の魚に関心を持ってもらおうと、市が「氷見のおさかな給食推進事業」の一環で実施。20日まで、水産加工業の半七(地蔵町)が作ったみりん干しを提供する。市によると、同事業で氷見イワシのみりん干しを提供するのは初めてだという。

 湖南小では、氷見産のマイワシを使ったみりん干しが出され、児童らがおいしそうに食べた。3年生の高田実希さんは「甘くておいしかった」、奥田直之さんは「氷見でイワシが取れると知らなかった。これからもっと食べてみたい」と話した。