北アルプス・薬師岳(2926メートル)の夏山開き安全祈願祭は14日、富山市亀谷の播隆上人像公園で開かれ、関係者約50人が登山シーズンの安全を祈った。
播隆上人の像の前で、大川寺(同市大山上野)の堀江光道住職らが仏事を執り行い、参列者が順に焼香した。登山ルートにある太郎平小屋オーナーで市観光協会理事の五十嶋博文さん(85)が「一昨年から徐々に、登山客もコロナ禍前に戻りつつあり、安全な登山の普及に努めたい」とあいさつ。関係者がテープカットした。
記念登頂会もあり、県内外の66人が参加。冬の間、同寺が保管していた薬師如来像と日光菩薩像、月光菩薩像を山頂に運ぶため、1泊2日の登山に臨んだ。