ふるさと納税の魅力的な返礼品を考える事業者向けのワークショップが22日、富山県の氷見市役所であり、市の返礼品を扱う事業者約20人が、選ばれる商品の傾向や売り上げアップの戦略を学んだ。

 同市の2024年度のふるさと納税寄付額は約9億1千万円と過去最高を記録。さらに納税額を増やそうと、同市の返礼品発送を代行するビッグゲート(宮城県石巻市)が主催した。

 ふるさと納税のポータルサイト「楽天ふるさと納税」を運営する楽天グループの担当者が、市場の現状や選ばれやすい商品の特徴について説明した。

 参加者はポータルサイトを使い、商品単価や内容量といった項目ごとに商品を比較。他社と比較した自社商品の強みと弱みを書き出し、改善案を発表した。

 参加した水産加工業の女性(37)は「魅力的な商品ページの作り方などを分析できた。返礼品の売り上げで寄付額を増やし、能登半島地震からの復興につなげられたら」と話した。