17日から始まるバスケットボール男子Bリーグ2部(B2)のプレーオフ(PO)決勝を前に、富山グラウジーズは15日、富山県総合体育センターで公開練習を行った。対戦するA千葉は今季1勝5敗と大きく負け越した相手。選手は試合の映像を分析し、攻守の細かな戦術を確認した。
A千葉は今季57勝3敗と圧倒的な成績を残し、東地区1位となった。勝率はBリーグ歴代最高で、ホームでのレギュラーシーズン30試合とPO準々決勝、準決勝を全て勝利。1試合平均得点数91・5点はリーグ最多、平均失点数74・6点は同2位だった。富山に過去2季在籍した主将の大塚らが高い確率で3点シュートを決める。
公開練習で富山のダビー・ゴメスヘッドコーチ(HC)は「今までのスタッツ(成績)は関係ない。秘策はある」と語り、チーム最年長で富山一筋17年目の水戸は「ハイスコアな展開になると思うが、受け身にならず、自分たちのバスケをして優勝したい」と力を込めた。
富山は今季同地区2位。PO準決勝を勝ち上がり、B1復帰が決まっている。決勝は2戦先勝方式で、A千葉のホーム開催となる。