富山市水橋地区の女性らでつくる劇団「越中みゆき座」(村上順子(よりこ)代表)は14日、同市水橋山王町の「光明石温泉 久乃家」でボランティア公演を開いた。2012年の結成以来、88回目の公演となったこの日は観客96人が足を運び、会場を熱気が包んだ。
今回の演目は世相を反映して「闇バイト」を取り入れた村上代表のオリジナル脚本「銭形平次捕物帖」。御用聞きの親分の平次が、子分とともに事件を解決するというストーリーをユーモアを交えて繰り広げ、多くの笑いを誘った。
メンバーの多くが80代の越中みゆき座は、現在14人で活動。市内の福祉施設などを訪れ、熱のこもった芝居と踊りを披露している。村上代表は「楽しかった。来てくれた皆さんが喜んでくれて良かった」と笑顔を見せ、「記念となる100回公演に向けて頑張っていきたい」と意気込んだ。