富山県南砺市の伝統工芸、井波彫刻の技で仕上げたギターと獅子頭、天神様、竜のパネルの展示が6日、大阪・関西万博の会場で始まった。12日まで、国内外に技術力を発信する。

 未来の暮らしが体験できる展示「フューチャーライフエクスペリエンス」の一角に飾られた。九谷焼(石川県小松市)、美濃焼(岐阜県多治見市)などの伝統産業や地場産業を担う5産地・団体と出展した。

 会場で来場者に応対した南砺市交流観光まちづくり課の岩倉竜矢さんは「井波彫刻の認知度を高めるとともに、井波や南砺に興味を持ち、足を運んでもらうきっかけになればうれしい」と期待した。

 井波彫刻は、九谷焼との共同作品「山門 森羅万象」を7月28~31日の「LOCAL JAPAN(ローカルジャパン)展」にも出展する。