バスケットボール男子Bリーグ2部(B2)の富山グラウジーズは3日、富山県魚津市のありそドームで静岡とのプレーオフ(PO)準々決勝第1戦に臨み、81-63で勝利した。2戦先勝方式で4日の第2戦に勝利すれば、準決勝進出が決まる。

 富山はケネディ、宇都、上田、ホワイト、ワットが先発。第1クオーター(Q)は、ケネディが内外から得点するも、相手に3点シュートで追い上げられた。第2Qは、ワットが四つのオフェンスリバウンドを奪うなど11得点を挙げて39-36で折り返した。

 第3Qは、序盤にホワイトが「勝ちたいという気持ちでアグレッシブに戦った」と連続10得点で流れを引き寄せると、11点リードで終えた。第4Qも終始主導権を握り、フェルプスがインサイドで得点を重ね、終盤には水戸(南砺市出身)がドライブからレイアップを決め、突き放した。

 富山は50リバウンドを記録し、37の静岡を上回った。指揮を執った高原純平アシスタントコーチは「練習からリバウンドを準備してきた。最初こそ相手に奪われたが、後半に選手がゲームプランを遂行してくれた」と評価。ホワイトは「前半はチームに貢献できなかった。明日は立ち上がりから今日の後半と同じエナジーで戦い、勝てるように頑張りたい」と気を引き締めた。